【考察】初代プリキュアは10,500トンの船を受け止めた!プリキュアの身体能力検証(2018/10/12更新)

  • 2018.10.12 Friday
  • 02:41

JUGEMテーマ:アニメ

 

歴代のプリキュアで「誰が強いのか?」「誰が最強なのか?」というのはオタクの中で永遠のテーマですよね。


その中でも初代プリキュアのキュアブラック、キュアホワイト、シャイニールミナスの身体能力に注目してみたいと思います。


とはいえ、初代プリキュアの全ストーリーを確認している時間は無いので、今回は映画「プリキュアオールスターズ New Stage みらいのともだち」のワンシーンに注目して身体能力の検証をしたいと思います。

 

 

映画「プリキュアオールスターズ New Stage みらいのともだち」のあらすじは・・・

 

横浜みなとみらいに出現したフュージョンを倒したプリキュアの話で、街はその話題で持ちきりとなっていた。しかし転校してきたばかりの坂上あゆみはいつもクラスから孤立していた。ある日あゆみは学校からの帰りに謎の生き物と出会う。彼女はこの生き物に「フーちゃん」と名付けて仲良しとなるが、この生き物はフュージョンのかけらだった。フーちゃんはあゆみを思うあまり、次第にあゆみの嫌いなものを飲み込んでいき、大きくなろうとし、ついには全てを消してリセットしようとしてしまう。あらゆるものが消失し混乱した街と、フーちゃんの暴走を悲しむあゆみを救うため、プリキュア達が立ち上がることとなる。

 

※引用元;Wikipediaより


プリキュアの戦闘シーンは色々ありますが、非常に分かりやすい形でプリキュアの身体能力を表現しているシーンが1つあります。

劇中後半、フュージョンが横浜のリセットを始めた時、山下公園に停泊させてあった氷川丸を高々と持ち上げ、地上へ向けて滑り落としました。


滑り台状になったフュージョンの上を氷川丸が加速して進んで行くのですが、その動きはキュアハッピーやキュアリズムといった8人のプリキュアによって一時的に食い止められます。


足場が悪い中で必死に氷川丸を押しとどめるプリキュア8人ですが、フュージョンの妨害にあって氷川丸から引きはがされ、再び氷川丸は地上へ向けて加速しながら滑り落ちていきます。


このままでは横浜の街に大きな氷川丸が落下して大惨事に!という瞬間、氷川丸は地上に激突する寸前で動きを止めます。


氷川丸の暴走を止めたのは、初代プリキュアのキュアブラック、キュアホワイト、シャイニールミナスの3人でした!


はい!ここ!ここが今回の注目ポイントです!


初代プリキュアのキュアブラック、キュアホワイト、シャイニールミナスは3人で氷川丸を受け止めました


この事実から、分かる範囲でプリキュアの身体能力を探ってみたいと思います。

 

 

まず、プリキュアが受け止めた氷川丸の重さについて調べてみましょう。


日本郵船のホームページを見てみると、氷川丸の重さについては

 

総トン数11622トン

 

とあります。
 

しかし、この「総トン数」というのは、氷川丸に可能な限り貨物を載せた状態の重さです。


山下公園に停泊している氷川丸は貨物を載せていないでしょうから、重さはもっと軽くなるはずです。
 

そこで、日本郵船にメールして、氷川丸の本体自体の重量について質問してみました。


朝イチで日本郵船にメールをしたのですが、なんとそれから1時間ほどで返信を頂けました。


------------


石王 英臣 様


お問い合わせありがとうございます。


氷川丸そのものの重さは、10,500トンです。
 

氷川丸は外板が18.3mmと厚く、また当時はリベット工法でしたので、現在の船より重くできています。


日本郵船氷川丸


------------


日本郵船からのメールによると、氷川丸の重さは1万500トンらしいです。

 

これは重要な情報です。(日本郵船さん!ありがとうございます!)


10500÷3は3500なので、初代プリキュアは1人あたり3500トンもの重さを受け止めた事になります!


3人で1万500トンの氷川丸を受け止めたというだけでも十分に凄いのですが、ここではもう少し踏み込んで考察をしてみましょう。


初代プリキュア3人が受け止めた氷川丸は、滑り台状になったフュージョンの上を加速しながら落下していました。

 

ということは、氷川丸には加速による衝撃も加わっていたと考えるのが自然です。


では、無い知恵を絞って氷川丸が落下した時の衝撃を計算してみようではありませんか!


僕は数学や物理が得意という訳ではないので、今回は・・・


とある魔術の禁書目録と学ぶ数学I・A(中径出版)

 


文部科学省検定済教科書 高等学校理科用 物理基礎(数研出版)


という2冊の本を参考にしてきたいと思います。


さて、初代プリキュアが氷川丸を受け止めた時、実際にはどれくらいの衝撃が加わっていたのか?


考えられそうな要素をいくつか挙げてみましょう。


(1)氷川丸の移動距離
 

(2)氷川丸の移動スピード
 

(3)氷川丸の移動時間


このあたりは検証をしていくうえでおさえておきたいポイントですね。


まず「(1)氷川丸の移動距離」ですが、これは初代プリキュアが氷川丸を受け止めた際の角度を参考数値にできそうです。


氷川丸がどれくらいの角度の斜面を落下してきたのかが分かれば、三角形に関係した数式から移動距離が計算できるのではないかと思うのです。


「(2)氷川丸の移動スピード」ですが、画面上で氷川丸が移動するシーンを確認すればおおよそのスピードが分かるかもしれません。


氷川丸がビルなどを横切るのにかかった時間を計測すれば、移動スピードが分かるでしょう。


「(3)氷川丸の移動時間」は、映画のシーンの時間を計測して、それを参考にしたいと思います。


映画の演出によって時間の捉え方に差が生じてしまいますが、そのあたりはある程度の誤差を踏まえて考えていきたいと思います。


(1)氷川丸の移動距離は?


ではまず、氷川丸の移動距離について調べてみましょう。
 

劇中の描写で、氷川丸はまず横浜マリンタワーの6割程度の高さまで持ち上げられます。


我が家のテレビでは横浜マリンタワーが28cmで、氷川丸の高さが18cmでした。
 

そのことから、


18÷28=0.6428571728571428


という数字が出てきます。これが、横浜マリンタワーの高さに対する氷川丸が持ち上げられた高さの割合ですね。


この数字を横浜マリンタワーの全長106m(横浜マリンタワーの公式サイトより)に当てはめると


106×0.6428571728571428=68.142857142857142


となります。
 

氷川丸は、フュージョンによって約68mの高さまで持ち上げられたことになります。


次に氷川丸が落下した傾斜の角度ですが、これはいくつか角度に違いがあります。
 

まず、キュアハッピー達が氷川丸を受け止めた時点での傾斜の角度は約12度

 

それに対して、キュアブラック達が氷川丸を受け止めた時点の傾斜の角度は約15度でした。


劇中の描写を見ても、フュージョンの形状は正確な一直線ではないようなので、角度にバラつきがあるようです。


では、ここから三角形に関する数式を使って氷川丸の移動距離を計算してみましょう。
 

単位はメートルになるので、小数点は2桁までとします。


分かっている数値は
 

最初の高さ・・・68.14m
 

途中の角度・・・約12度
 

最後の角度・・・約15度


これに三角形の関数「sin(サイン)」を用いることで、氷川丸が移動した斜面の距離が分かります。


sin(サイン)の方程式は


sinθ(角度)=y(高さ)÷r(斜面の距離)


です。


これを分かっている数値に当てはめると


sin15°=68.14÷r


となるので、


68.14=r×sin15°


r=68.14÷sin15°


という数式で、氷川丸が移動した斜面の距離が分かります。


あとは68.14÷sin15°の「sin15°」の数値が分かれば良いのですが、参考書にはsin15°がいくつなのか書いていないので、Excelの三角関数を使って計算したいと思います。


Excelでsin15°を計算すると


sin15°=0.258819


となるので、


r=68.14÷0.258819=263.2727


となります。


これで、氷川丸が移動した斜面の距離が263.2727mだという計算結果になりました。

 


(2)氷川丸の移動スピードは?


次に、氷川丸の移動スピードを計算したいと思います。


キュアブラック達が氷川丸を受け止める瞬間の映像を1/16のスローモーションで確認し、テレビにメジャーを当てて斜面の長さをはかり、その距離を何秒で通過するのか計測してみました。


我が家のテレビでは、画面に映った斜面の長さは46cmで、その距離を氷川丸は1/16のスローモーションの状態だと約5秒で通過しました。


という事は、キュアブラック達が氷川丸を受け止める瞬間、氷川丸は


46cmの距離を5÷16=0.3125秒で通過するスピードを出していた事になります。


距離と時間と速度の方程式は


速さ=移動距離÷経過時間


なので、ここでは


速さ=46cm÷0.3125秒=147.2cm/秒


となります。これは氷川丸が秒速147.2cm/s(1.472m/s)の速度で移動している事を表します。


1秒間に1.472m進むという事は、1分間で1.472m×60秒=88.32m進み、1時間で88.32m×60分=5299.2m進むという事になります。
 

時速(km/h)にすると5.2992km/h。あれ?思ったほど早くないですね。

 

 

(3)氷川丸の移動時間は?


最後に、氷川丸の移動時間を調べてみましょう。


氷川丸がフュージョンに持ち上げられて落下を開始してから、キュアハッピー達が受け止めるまでにかかった時間は25.8秒程度でした。


その後、フュージョンの妨害にあってキュアハッピー達が弾き飛ばされ、氷川丸は再び落下を始めるのですが、キュアブラック達に受け止められるまでの間、約26.8秒間だけ移動しています。


今回はキュアブラック達が氷川丸を受け止めた瞬間の衝撃を計算したいので、落下を再開してから受け止められるまでの約26.8秒を移動時間と考えましょう

 

さあ、これで劇中の描写に関する数字がいくつか判明しました。

 

(a)氷川丸が移動した斜面の距離は263.2727m。
 

(b)キュアブラック達が受け止めた瞬間の氷川丸の速度は5.2992km/h。
 

(c)氷川丸が移動していた時間は約26.8秒。
 

(d)氷川丸の重さは1万500トン。


ここからは、物理の教科書の「運動エネルギー」のページを参照して計算を進めてみましょう。


運動エネルギーの方程式は


K(運動エネルギー)=1÷2×質量(kg)×速さの二乗(m/s)


となるそうです。
 

では早速、これまでで判明している数値を代入していきましょう。


K(運動エネルギー)=1÷2×質量(10500トン=10500000kg)×速さの二乗(1.472m/s×1.472m/s)=11375616


運動エネルギーの単位はJ(ジュール)なので、計算結果は11375616J(ジュール)となります。


さあ、ここで新たな問題です!


J(ジュール)って、いったいどれくらいの力なのでしょう?


教科書には、1J=1N・mとあります。


1J(ジュール)というのは「物体に1Nの力を働かせて、その向きに物体を1mだけ動かす時の仕事」らしいです。


ん〜・・・。このJ(ジュール)をトンとかキロみたいな分かりやすい数字に変換したいですね。


1J(ジュール)は1N(ニュートン)だと教科書に書いてあるのですが、1N(ニュートン)は1kg・m/(s×s)だそうです。


そのことから


11375616J=11375616N=113756161kg・m/(s×s)


という計算ができます。


113756161kg・m/(s×s)は113756161kgの物体に1m/(s×s)の加速度を生じさせる力らしいです。


ぶっちゃけよく分かりませんが、この113756161kg・m/(s×s)が力の強さってことでいいかなと思います。(雑ですいません)


1億1375万6161kgは1万1375.616トンなので・・・


キュアブラック達が氷川丸を受け止めた時にかかっていた力は1万1375.616トンということにします。


氷川丸の重さが1万500トンですから、衝撃の力はそれより少し大きいってことですね。


この1万1375.616トンをキュアブラック、キュアホワイト、シャイニールミナスの3人で支えたので、3で割って・・・1人あたり3791.872トンの衝撃を受け止めたことになります!


初代プリキュア凄いな!

 


さて、ここまで計算して、もうひとつ別の角度で計算をしてみたいと思います。


(a)氷川丸が移動した斜面の距離は263.2727m。


という計算結果がありましたね。


これをもとにして氷川丸の移動速度をもう一度計算してみたいと思います。


劇中の描写で、氷川丸はキュアハッピー達が受け止めるまでの約25.8秒程度と、キュアブラック達が受け止めるまでの約26.8秒の、合計約52.6秒の間移動していました。


キュアブラック達が受け止めるまでの約26.8秒は合計約52.6秒の約50.95%です。


ざっくりとですが、この約50.95%を、氷川丸の移動距離に当てはめてみたいと思います。


氷川丸が移動した斜面の距離は263.2727mで、その約50.95%は134.13744065mです。


この134.13744065mが、氷川丸が再び落下を始めてからキュアブラック達に受け止められるまでに移動した距離だとすると、約26.8秒に移動したということから・・・


速さ=移動距離÷経過時間


なので、


氷川丸の速さ=134.13744065m÷約26.8秒=約5.005m/s


となります。


秒速5.005m/sを時速になおすと


5.005m/s×60×60=18018m/h=18.018km/h


ということで、時速18.018km/hという計算結果になります。


これは


(b)キュアブラック達が受け止めた瞬間の氷川丸の速度は5.2992km/h。


という先の数値とは異なる結果ですね。


では、この時速18.018km/hを使って、氷川丸の運動エネルギーを計算してみると・・・


運動エネルギーの方程式は


K(運動エネルギー)=1÷2×質量(kg)×速さの二乗(m/s)


なので


K(運動エネルギー)=1÷2×質量(10500トン=10500000kg)×速さの二乗(5.005m/s×5.005m/s)=131512631.25J


となります。


先の計算結果では1137万5616ジュールなので、1億3151万2631.25ジュールは約11.56倍にもなります。


さあ、困ったことになってきました。


先の計算では、氷川丸を受け止めた時の衝撃が1137万5616ジュール=1万1375.616トンという結果を出しました。


しかし、新しい計算では1億3151万2631.25ジュール=13万1512.63125トンとなり、プリキュア1人あたり4万3837.54375トンもの衝撃を受け止めたことになります。


ううむ・・・どっちが正解なのでしょう?


1人あたりが受け止めた衝撃は3791.872トンか?4万3837.54375トンか?


個人的には、氷川丸の移動速度が5.2992km/hよりは18.018km/hの方が劇中の描写に相応しい気がするので、新しい計算結果の


氷川丸を受け止めた時の衝撃が1億3151万2631.25ジュール=13万1512.63125トン(1人あたり4万3837.54375トン)


を推したいと思います。

 


ところで、キュアブラック達が氷川丸を受け止めた時は、妖精(と観客)がミラクルライトで応援をしていました。

 

ミラクルライトでプリキュアを応援すると、傷や体力が回復したり、通常以上のパワーを発揮できるようになるのはファンなら知っての通りです。


ということは、キュアブラック達が氷川丸を受け止められたのも、ミラクルライトによる身体能力の向上があったからと考えることもできます。


ちなみに、初代ウルトラマンの体重は3万5000トンなので、今回の計算結果で考えると、ミラクルライトでパワーアップしたキュアブラック達なら単独で初代ウルトラマンを持ち上げることができるのかもしれません。

 


プリキュア・・・やっぱり凄い身体能力ですね!


今回の結論:ミラクルライトでパワーアップした初代プリキュアは3人で13万1512.63125トンの衝撃を受け止められる!

 

 

あとがき


今回は中学・高校で習うレベルの計算式で、プリキュアの身体能力を計算してみました。
 

僕は数学や物理に詳しくないので、計算には間違いがあるかもしれません。
 

でも、こうして大好きなプリキュアの事を調べる為に授業で習うような数式を使うというのは面白いと思いませんか?


「この計算結果には間違いがある!」という意見もあるでしょう。
 

その際は、是非とも数式を駆使してより正確なプリキュアの身体能力を計算してみて下さい☆
 

どんなことでも、楽しんだ者勝ちです!
 

みんなで知恵を出し合って、勉強しながらアニメを楽しもうではありませんか♪


参考資料


映画「プリキュアオールスターズ New Stage みらいのともだち」

 

 

とある魔術の禁書目録と学ぶ数学I・A(中径出版)

 


文部科学省検定済教科書 高等学校理科用 物理基礎(数研出版)

 

【公式】ふたりはプリキュアMaxHeart 第1話「やっぱりふたりはプリキュア〜! 伝説は続くよどこまでも!」

 


プリキュア15周年公式サイト
http://www.precure-anniv.com/


プリキュア15周年公式Twtter
https://twitter.com/precure_15th

 

執筆:石王英臣

 

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